この糊は虫体を台紙に貼るのが主な機能なので接着力は当然重要です。

よく使われる糊(木工用ボンド、ニカワ、水のり)に比べて接着力が最も強いようです。

振動に強い

移動や運搬の際の振動にも耐えられるか、ケント紙とプラスチックで確認してみました。

ケント紙

コクワガタの♀(体長25mm)をケント紙に貼り付けて30分後でも、しっかりと接着しています。今回は実験なので30分でテストしましたが、完全に乾燥させるために数日間乾燥させることをお勧めします。

プラスチック(スチロール樹脂)

ケント紙のときと同じコクワガタの♀をプラスチック(スチロール樹脂)でもやってみました。こちらは貼り付けてから約12時間後です。

まとめ

しっかりと接着できています。動画では紹介していませんが、スライドガラスにもプラスチック同様の接着力を確認しています。長期間の耐久性(経年劣化)についてのデータはないものの、米糊などの同じ多糖類糊は数百年維持できることが確認されているので、期待できると考えています。