このページでは、「永代の絆」の特徴・使い方などの情報を集約しています。各項目の詳細はブログにアップし、リンクを貼っています(現在、工事中のため参考程度にご覧ください)

この糊は、昆虫標本を台紙に貼ったり、取れたパーツを修理するのに使います。

コンセプトや開発者の想いはこちら

目次

販売サイト

基本的に受注販売です。銀行振り込みご希望の方、大量注文したい方はこのページ下部のお問い合わせよりご連絡ください。

対象者

昆虫標本作成の初心者からベテランまで。標本をより長く、美しく残したいコレクター、研究者。

セット内容

のりと容器の2点セットで販売します。

  1. 永代の絆 約30g
  2. ノズル容器(容器のみ。ご自身で詰め替えてご使用ください)

用途

  • 虫体を台紙に貼る
  • 触角や跗節などの外れたパーツを接着する
  • 微小甲虫などで跗節や触角などを台紙に貼って展足する

使い方

ノズル容器に永代の絆を詰め替える

最初に永代の絆が入っている容器から、ノズル容器に詰め替えて使用してください。

ノズルが詰まった場合は、水に数時間浸した後、針をノズルに挿し込み、詰まりを取ってください。

虫体を台紙に貼る

専用容器を使用すると、筆が不要なので時間と労力の削減になります。

もちろん、筆に取って塗ることもできます。

台紙に貼り付けた後、1日以上(糊の量によって異なります)、水平に保ちながら乾燥させます。

台紙に貼っている作業がこちら↓(こちらは旧版タイプです)

触角や跗節などの外れたパーツを接着する

標本を作成する際に取れたパーツ(跗節・触角など)を接着するのに使えます。大型~小型まで様々なサイズの種やパーツに使用できます。

①飼育して死んだので触角や爪が取れボロボロになり、胸も外れてしまったトカラノコギリクワガタ♂(体長65mm)と、②跗節が外れてしまったチビゴミムシ(体長4.5mm)で、パーツを接着している動画を作ってみました。14分と長いですが、ご参考までに。(こちらは旧版タイプです)

主な特徴

実際に使用していただいた方や作成者の使用感(個人差があります)をもとに作成しています。

扱いやすい

標本作成用によく使われる以下の糊と比べて総合的に使いやすいです。

  • 木工用ボンド(酢酸ビニル樹脂)
  • ニカワ(膠)
  • 水のり(液体のり・ポリビニルアルコール)

以前は全て使用していましたが、現在、これらは不要となりました。詳細は以下をご覧ください。

耐久性(保存性)が高い(経年劣化しにくい)

この糊の開発で最も重要視した「耐久性」。日本の伝統的な自然素材から探し出しました。耐久性の高さが期待できます。これまで定番だった木工用ボンドや水のりは合成樹脂のため、長期の耐久性に問題があると言われています。

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時短できる

この糊の開発で目指したもう一つのポイントは「時短」。そのこだわりは3つあります。

  1. 容器
  2. 糊の固さ
  3. 乾燥時間

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接着力が強い

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乾燥後の体積変化が少ない

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水に溶けやすい

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はがしやすい

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安定性が高い

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弱点

これまで使用されてきた糊の弱点をかなり克服できましたが、完璧ではありません。

データが少ない

新たに開発した商品なのでデータが少ないです。

特に耐久性(保存性)については、自然素材が原料なので期待はできますが、これまで標本作成には使われていなかった原料のため、データ蓄積はこれからです。

価格が高い

上記のように、自分が理想とする糊を趣味として作成しました。コストは度外視したため、糊としては高価です。

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ノズル容器のノズルが抜ける

ノズルが固定されていないため、(シリコンキャップを外すときに)抜けることがあります。その際は、再び挿し込めば使用できます。抜けるのが気になる方は瞬間接着剤で固定する方法もあります。

その他の特徴

使用する上で重要ではない特徴をここに書いておきます。

匂い

無臭です。使用中に匂いを感じたことはありません。

実際に使用いただいた方からの評価

ご使用いただいた方からのコメントです。許可を得て掲載しています。

これまで使用されてきた糊との比較

標本作成によく使われる糊と簡単に比べてみました。

参考文献

丸山宗利 2014. 小型甲虫の台紙貼り標本とラベルの基本的な作り方と注意点 . 九州大学総合研究博物館研究報告 , 12, 21-32.(PDF

問い合わせ先

本商品についてのご質問などはこちらからお問い合わせください。

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