昨日は兵庫県立人と自然の博物館で行われた共生のひろばに発表者として参加してきました。

この博物館の地域研究員をしていることもあり、研究発表のお誘いをいただきました。

工夫された展示

この共生のひろばではいろんな人達が、各自の活動などを発表しています。

小学生の発表もあり、よく調べられていて、知らなかったこともいくつかあって勉強になりました。

発表の仕方もそれぞれ工夫されていて、良かったです。

生きもの科学研究所の発表

当研究所もブースを出店しました。

代表が九大時代にやった寝かせに寝かせた(笑)、マルバネクワガタの交尾行動の研究を発表しました。

当研究所の発表ブース

動画をたくさん見ていただき、聴講者参加型の発表にしてみました。

普通、学会などでは発表者が一方的に説明し、それに質問するのですが、

今回は、参加者が研究者ではない人がほとんどなので、

あえて、学術的な面より、研究のおもしろさを一緒に体験してもらうようにしました。

なので、生物の知識がなくても楽しんでもらえるように、

理屈は抜きにして、先行研究は一切示したりもしませんでした。

内容もかなり絞って、最終的に伝えたいことに関係することだけを、じっくり説明しながら体験してもらいました。

目的はだいたい達成できたと思います。

最後に出した確認クイズは全員の方が即答で正解されていました。

中には一番面白かったと言ってくださる方もいたり、

実験結果とご自身の予想の正解・不正解に一喜一憂してくれたり、

実験手法に驚いてくれたりで

嬉しい限りでした。

ただ、こういう形式だとどうしてもたくさんの人に見てもらうのは難しかったです。

それと小学校低学年には交尾とか精子の話は難しいのがわかったのも収穫でしたね。

どのように説明したらいいか、考えてみようと思います。

また来年も発表したいと思っています。

当日の様子はこちら