2020年3月8日神戸市市役所にて、神戸市の久元喜造市長より、外来バッタChondracris rosea の研究で神戸市長賞をいただきました。
神戸市の公式サイトに掲載されています。
生物多様性の保全条例に基づく表彰で、2017年の同条例制定以降で初めて(!)の表彰だそうです。農作物の食害を防いだり、生態系を守ったりするきっかけになると評価してくださったようで、生物の研究をすることが生物の多様性や私たちの食べ物を守ることになることを理解してくださったのが、個人的にはとても嬉しいです。
神戸新聞にも記事が載りました。こちらから。
六甲アイランド高校・自然科学研究部の生徒たちや顧問教諭も最初は何も知らないところからスタートしましたが、わずか数ヶ月でいろんなことを考えるきっかけになり、より深く生きもののことを考えるきっかけになったようです。
今後はこの受賞をもとにいろいろなところで活躍してくれることでしょう。
神戸市の人工島というと、自然が少ないイメージかもしれません。でもそういった環境だからこそ学べることもあることを知っていただけたら幸いです。
今回のバッタは、海外から輸入されてくるのは、私たちが望むものだけではないということ、ヒアリや新型コロナウイルスのように、望まないものが入ってきたときに以下に迅速に対応するのが大事かを物語っていると思います。
そのためには、すぐに行動できるよう準備が必要だということを改めて考えさせられました。