先日、9月18日に神戸市立六甲アイランド高校にて、
スーパーサイエンスハイスクール特別講義を行いました。
こちらの高校で特別講義をさせていただくのは、昨年に続き2回目です。
今回も、兵庫県立人と自然の博物館の研究員であり、兵庫県立大学の講師でもある鈴木武さんと講師を務めさせていただきました。
六甲アイランド高校さんの特徴は、
生徒が興味を持ったことを研究テーマにしているところだと思います。
だから好奇心が強い生徒さんが多い印象です。
今回は
昆虫調査の基本について、
野外調査や標本作成、データ収集についてレクチャーしてきました。
早速、学校の近くのフィールドへ。
今の時期(晩夏)やこういう環境なので、
バッタ類が多く見つかりました。
みんなで協力しながら、楽しそうに採集しているのが印象的でした。
実際、調査終了の合図を伝えても、まだまだやりたそうな生徒さんばかりで、
調査地から離れるのが名残惜しそうでした。
その後は、学校に帰って標本作成やデータについて教えました。
皆さん、標本を作るのは初めての様子で、
苦労しながらも美しい標本を作っていました。
近くの人と自分の標本を見比べたり、
昆虫の体の構造をマジマジと観察したりと
楽しみ方も色々でした。
アンケートも少し見せていただきましたが、
満足していただけたようで、良かったです。
「研究」や「探求」というと、一見難しそうに聞こえるかもしれませんが、
実は、誰もが楽しめることなんです。
今回の特別講義でも、生徒さんの様子から
楽しんでもらえたことがよくわかりました。
今後の、探究活動も楽しみながら、
いろいろな謎を解いていってもらいたいですね。
特別講義の終了後、希望者だけ残ってもらって
鈴木先生が持参された様々な生き物の観察会が始まっていましたが、
ほぼ全員が参加してくれていましたし、
下校時刻になるまで盛り上がっていました。
鈴木先生の生き物の面白い話が聞けて、生徒さんはとても楽しそうだったのも、とても印象に残りました。